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ファンフィクションよりも... 15章 [Stranger than Fafiction]

15章:DRIVER’S SHEET
運転席

ガソリンが満タンになり、トファーの運転でアマリロへ向かって軽快に走り始めた。キャッシュは、ゴールデングローブ賞のときに、トビーとトイレでレオナルド・ディカプリオに遭遇して硬直したときの話をした。テレビスターと映画スターは格が違うという。用を済ませたディカプリオを最敬礼で見送った。オスカー前夜祭でヘレン・ミレンに駐車係と間違われたときは、チケットをきった。
レッドカーペットでの写真にまつわる話などが弾んでいるとき、道端のジャンクヤードにポルシェがあるのを目ざとく見つけたキャッシュは、停めてくれ、ポルシェ550スパイダーだ!なにを言われようと、これは譲れない、死ぬまでにやりたいことリストのひとつなんだからと、ジェームス・ディーンが乗っていたというクルマと同型であるその古いポルシェを試乗することにした。

2シーターだからかわりばんこに乗ろうとキャッシュは言ったが、今にも壊れそうな古いクルマにみんな尻込みした。キャッシュはモーをそそのかし、助手席に乗せて走り出した。初めは喜んでいたモーだがスピードが上がるにつれ、速すぎると不安を訴えた。キャッシュは、ブレーキが効かない!アクセルも動かないから減速できないと叫んだ。モーは緊急ブレーキを使ってと、とんちんかんなことを言い、死にたくないと叫び始めた。スタンフォードなんかクソだ!経済なんていやだ!パパは理解してくれない!etc.. と、叫び続けるモー。
急にブレーキがかかり、クルマが停まって、狂喜して抱きつくモーにキャッシュは、「からかったんだよ、ブレーキはちゃんと効くよ。」

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ファンフィクションよりも... 14章 [Stranger than Fafiction]

14章:Radio Hosts and Racists(ラジオパーソナリティと差別主義者)

水曜の朝、トファーが目覚めると廃墟となったテーマパークの硬い地面で寝ていて、他の3人もそばに倒れていた。キャッシュが起きろと、顔に水をかけて回っていた。キャッシュのドラッグを食べたアライグマが向こうであおむけでのびていた。4人はこのたった3日間ですごい経験をしていた。
ロードサービスが来ているのでみんな駐車場に戻った。何マイルも先にしかガソリンスタンドがないため、サービスマンの車で彼らのステーションワゴンをけん引していくことになった。4人は、後ろのシートに収まり、キャッシュがサービスマンの横に座った。キャッシュはもう絶対になにかを勧めたりしないと言ったが、4人は期待したアトラクションはなかったがそんなに酷いこともなかったと笑わずにはいられなかった。
カーラジオからWiz Kizの話題が流れて皆は聞き耳をたてた。日曜夜のセントルイスでキャッシュ・カーターが倒れたのは、脱水症状という発表があったが、ビデオを見ればわかる、あれは完全にドラッグによるものだ、と。そして延々とキャッシュを批判した。4人は、言い返そうとしたが、キャッシュがこんなキツイこと言う奴には会ったことがないと言うと、サービスマンが、言ってることには同感だと言ってハリウッド批判をした。キャッシュはバックパックから白い錠剤を取り出して飲んだ。その後沈黙となり、1時間以上何もないところを走ってやっとガスステーションに到着した。キャッシュは、レッカー代とこのガソリン代は僕が払うと言って建屋に向かおうとした。ジョーイもトイレを使いたかったので、キャッシュと一緒に向かうが、窓ガラスに大きな南部連合旗を見つけて硬直した。キャッシュは気にするなと言ってジョーイの腕をつかんで無理やり中に入って行った。

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ファンフィクションよりも... 13章 [Stranger than Fafiction]

13章:HIGH TIMES AT HIGH TYDES
ハイタイドでハイな時間 (ハイタイドは綴り違いではあるけれど満潮の意:ウォーターパークの名前)

火曜の朝9時、出発の時間にトファーたちがキャッシュの部屋へ行くと、すぐにキャッシュは腰にタオルをまいただけの裸で現れた。部屋には裸の女性がベッドに二人居た。キャッシュは、あちこち脱ぎ捨てられた下着や服を拾い集め、女性にお昼までごゆっくりと言って、4人と合流した。今日はサムの運転で、アマリロへ向かう予定だった。しばらく走ったのちサムはずっと後ろをついてくるカリフォルニアナンバーの黒のプリウスに気づく。追い越させようと避けても追い越さずにずっとついてくる。サムはトファーに気になると言ったが、トファーはただ一緒の方向へ行ってるだけだろうと気にしなかった。

途中の道路番号に気づいたキャッシュが、ここから近くにあるハイタイドに行きたいと言い張る。子どもの頃この辺に住んでいて、最高の場所だったと、子どものようにはしゃぎ始めるキャッシュ。かなりの遠回りになり、アマリロへの到着が夜中になると乗り気でなかった4人はキャッシュに押し切られ、ハイタイドに向かう。

しかし何時間走っても見当たらず、モーも携帯で検索してもそんなパークは存在してないと言う。キャッシュは譲らず、もうすぐだ、すぐ見つかる、看板が現れるはずと言い張る。やっとたどりついたハイタイドは10年前に閉鎖されていて廃墟となっていた。がらんとした駐車場で、引き返そうとサムがエンジンをかけたがかからない。ガソリンゲージが壊れていることをうっかりしていたトファーがガソリン切れと気づく。あわててロードサービスに電話するが、近くで多重事故があり、明日の朝まで救援は無理だと告げられる。周りに全くなにもない場所で一晩明かすことになった。

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2017 book tour [The Land of Stories]

でましたね。

さて、どうします?

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ついに映画化決定 [The Land of Stories]

サインツァーの日程がでるのかとおもってたらなんと!

FOXから映画化

プロデューサーもナイトミュージアムやストレンジャーシングスなど力のある人のようで、素晴らしい!

日本公開してよね!

これを機に翻訳も出るかな?

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監督デビュー!

悪役でちょっと出てくれませんかね?


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ファンフィクションよりも... 12章 [Stranger than Fafiction]

12章:Sinners and Saints
罪びとと聖人

この章は、ちょっと長いです。そして重要です。タイトルのSinners and Saints(罪びとと聖人)は、バーの名前です。意味深?
やたらと出てくる hook up date は、もうそのものです。ヤるために会う。だって hook up app(出会いアプリ)で会ったんですもん。


オクラホマの宿に着いてみるとキャッシュはまだ来ていなかった。
ジョーイは、ゲイっぽくおしゃれして、安全のために薬局にも寄って消防演習に行くみたいに張り切ってでかけた。ブライアンからの連絡を待ってぶらついていると、待合せのバーの名前と場所の連絡があった。Sinners and Saints というバーで、ジョーイは緊張のあまり水を飲む手が震えた。
ようやく現れたブライアンは、プロフィール写真よりも少し老けて見えた。反対に年を偽っているジョーイは、若く見えると言われた。ブライアンは建築家としての仕事のことを喋り、ジョーイは、名前とプロフィールも偽っていることを忘れ、ボロをだしそうになった。バーテンダーが注文を聞きにきたときに、IDの提示を求められてどきりとしたジョーイだが、キャッシュがくれた偽のIDのことを思い出してバーテンダーに見せた。そのIDを不審に思って取り上げたブライアンは、名前と写真の違う偽のIDにひどく警戒して帰ろうとした。
ジョーイは頼むから、訳を話すからと、ブライアンを引き留めた。ブライアンはジョーイの様子に自分の昔の記憶を呼び戻した。もしかして、まだ誰にも言ってないのか?経験もないのか?そして、保護者のような気分になったブライアンは、少し話をしようと座った。僕が君くらいの歳だった頃に必要だったことを君に教えておこう。どうして最初の経験をいきなり見も知らないヤツとヤルつもりだったのか?特別な誰かが現れるまで待てないのか?というブライアンに、僕たちhook-up アプリで会ったのに禁欲を説くわけ?とジョーイは反論した。ブライアンは根気よく性や出会いについて慎重になるように語った。ブライアンの初体験はいい思い出ではなかったのだろう。今夜僕らやらないの?というジョーイに絶対にやらないとブライアンは答え、最初の経験は後悔しないようによく考えることだと諭した。
ジョーイはそんなに簡単な問題じゃない、と、家庭環境や進学先のことを話した。家族にまだ話せる状態じゃない。ブライアンにも受け入れてもらえない叔父がいた。全員が受け入れてくれるわけじゃないが、受け入れてくれる人たちはたくさんいる、それがゲイの掟だよ。相談できる場所もある、自分を大切にするんだと言って、ブライアンは素早くジョーイの唇にキスをして出て行った。
ファーストキスのハイな気分から落ち着いたとき、ジョーイは聖人というより罪びとの気分だった。


その時突然、「ヘーイ、色男、デートはどうだった?」と、後ろの席から声がした。

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